ご挨拶
 依然COVID-19が終息せずご多忙の日々と存じますが,皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度,第3回日本喘息学会総会学術大会の会長を拝命し,2021年7月16日(土),17日(日)に名古屋ゲートタワーカンファレンスにて開催いたします。最善のコロナ対策をとりながら,ハイブリッド開催とさせて頂きます。

 2020年に一般社団法人 日本喘息学会(Japan Asthma Society:JAS) が,理事長 東田有智先生のもとに設立されました。喘息は増加傾向の一途をたどり,人口の約10%に存在し, 乳児から高齢者まで全年齢層に発症するCommon Diseaseです。ゆえに非重症例は,実地医家の先生が治療に携わることも多く,幅広い医療スタッフの喘息診療・治療の知識の理解,向上が必要不可欠と考えます。

 1993年に第5回日本アレルギー学会春季臨床大会において(故)牧野荘平先生が中心となり,本邦初の喘息ガイドライン(喘息予防・管理ガイドライン(JGL)1993)が発刊されました。 以後,喘息治療の啓発と治療薬剤の進化により,順調に喘息死は減少してきましたが,いまだ難治性喘息症例は5~10%存在し,更なる分子機序の解明,生物学的製剤による個別化治療が期待されます。 2021年7月に日本喘息学会から喘息診療実践ガイドライン(PGAM 2021)が発刊されました。JGLは3年ごとに改定がされ,2021年10月に最新の2021が発刊されました。 2つのガイドラインはそれぞれの特徴を生かして,本邦の喘息診療をより充実させるものとなっています。本学会では,テーマを「喘息診療の進化を捉える」とし,これらのガイドラインの特徴を生かす教育講演や, 各分野第一線でご活躍中の国内外エキスパートの演者を招き,幅広い最新情報を取得できるようにプログラムを構築しています。

 本学会が実り多く,聴講の皆様の知識向上に役立つ内容となりますよう目下鋭意準備を進めております。活発な意見交換を交わし有意義な学術大会にしたいと考えておりますので,奮ってご参加を宜しくお願い申し上げます。 末筆ながら,皆様方の益々のご健康とご繁栄を祈念申し上げます。