第5回 気道アレルギー実習セミナー

ご挨拶

昭和医科大学内科学講座呼吸器・アレルギー内科学部門 田中 明彦

 この度、日本喘息学会主催の第5回気道アレルギー実習セミナーを、2026年4月26日(日)に昭和医科大学上條記念館(東京都品川区)にて開催いたします。これまでの第1回から第4回までは名古屋および大阪で開催されてきましたが、今回初めて関東での開催となります。

 気道アレルギー疾患は、喘息やアレルギー性鼻炎をはじめとして、日常診療において頻度が高く、かつ病態が多様で奥深い領域です。近年、分子病態や炎症機序に関する理解は大きく進展している一方で、必ずしも明確な診断基準が確立されていない疾患も少なくありません。検査結果や各種指標をどのように解釈し、臨床診断や治療方針の決定に結び付けていくかについては、なお実践的な学びの機会が求められています。

 本実習セミナーは、こうした背景を踏まえ、気道アレルギーに関する基礎的知識から最新の知見までを整理しつつ、各種検査や評価手法を「実際に体験する」ことを重視して企画してまいりました。受講者の気道アレルギー診療における臨床経験の幅を考慮し、基礎コースと臨床応用コースの2コースを設けています。それぞれのコースにおきまして、臓器としては上気道から下気道まで、また年齢層別には小児から成人、さらに高齢者まで、幅広い診療場面に対応できる内容となるよう工夫しております。第一線で活躍されている講師陣から、理論と実践の両面を学んでいただければ幸いです。

 セミナーが、ご参加いただく皆様にとって、明日からの気道アレルギー疾患診療の質の向上に寄与するとともに、参加者相互の交流と情報共有の場としても実り多いものとなることを願っております。皆様の積極的なご参加と活発なご議論を心より期待し、会長挨拶とさせていただきます。